週末リフレッシュ術 スーパー銭湯で心身を整える30代の過ごし方

はじめに

私の経験ですが、30歳の半ばを迎えると仕事や家庭、生活全般において忙しさが増し、20代に比べて明らかに身体的・精神的な疲労が蓄積しやすくなりました。20代では考えられなかった病気にもなります。

そんな中、私は 2週間に1回、金曜日の仕事終わりにスーパー銭湯に行くことを習慣化しました。

このルーティンが生活の質を劇的に向上させたと感じているので、その体験談と考察を共有します。

スーパー銭湯ルーティンの実践内容

金曜日の夜にスーパー銭湯へ

このルーティーンを実践するには当然、近場の銭湯を探さねばなりません。
私の場合、運よくバスで10分+徒歩10分の場所にスーパー銭湯がありました。探せば意外とありますので、一度探してみてください。

週末を迎える前の金曜日の仕事終わりに、替えの下着とタオルを持って仕事の勢いで出かけます。
意外とここが大事で、ゆっくり座り込んでしまうと動けなくなります。勢いで出かけてください

スーパー銭湯ではサウナや湯船につかり、30分のマッサージを受けるという習慣を続けています。
このシンプルなルーティンが、私にとって生活を整える「ご褒美時間」になっています。

スーパー銭湯がもたらしたメリット

生活の質が向上

金曜日にリセットできる時間を設けたことで、週末が待ち遠しくなりましたゲームでいうところの「宿屋で完全回復」ができるのです。おかげで、土日を両日ともにアクティブに過ごせるようになりました。

以前は週末は疲労のため半日近くを寝て過ごし、さらに寝て過ごしてしまったことに自己嫌悪に陥るという負のループにはまることが多かったのですが、これが全くなくなりました。

サウナ効果で「整う」感覚を実感

話には聞いていた「整う」という感覚も理解できるようになってきました。体の仕組みについても調べましたので紹介します。

交感神経と副交感神経


まずサウナに入ると、暑さによる体温の上昇によって交感神経が活性化します。
・心拍数が上昇する
・血管が拡張する
・アドレナリンが分泌され、体が活動モードに入り、エネルギー代謝が活性化します。

サウナを出て水風呂や外気で冷やされると、副交感神経に切り替わります。この切り替わりは比較的すぐ起こります。
・心拍数がゆっくり下がっていきます
・血圧も下がり、全身の緊張が緩和します
・体はリラックスモードに切り替わります

ホルモン

サウナに入ると神経の他に血中のホルモンの状態も変わります。
暑さによってストレスに耐えるためのホルモンである、コルチゾールが増加します。交感神経が優位な時に分泌されるのが、コルチゾールです。

ちなみにですが、うつ病など精神疾患の場合、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできず、コルチゾールが過剰分泌されている場合があるそうです。コルチゾールが多いと眠れませんので不眠になります。私はこの経験をしました。

サウナから出ても、ホルモンの変化は神経の切り替わりほどのスピードがない為、コルチゾールは血中に残ります。その結果、一時的ですが、「副交感神経が優位なのにコルチゾールが分泌されている、不自然な状態」を作り出すことができます。リラックスと活力が同居するこれが、「整う」の正体のです。

マッサージで身体が軽くなる

デスクワーク中心の生活で凝り固まった体をほぐすために、30分程度のマッサージを受けることも私にとってはとても重要でした。肩こりや腰痛が軽減されるだけでなく、全身の血流が良くなり、体全体が軽く感じられます。

「たった30分のマッサージでこんなにも違うのか」と思うほどの効果を実感しています。お風呂上りで施術中に寝てしまうこともしばしばですが、それも極楽の極みを味わえます。

まとめ

もし「もう限界」「精神的にも肉体的にも本当に辛い」という状況なら、ぜひ一度スーパー銭湯に行ってみてください。きっと状況が少しだけ変わるきっかけになると思います。

移動が辛いときは、タクシーを呼んででも行く価値があります。身体と心が疲れ切っているときこそ、スーパー銭湯は驚くほどの癒しを与えてくれる場所です。

そして、湯船につかり、サウナでじっくり汗を流し、体をほぐすと、不思議なことに帰り道では足取りが自然と軽やかになることがよくあります。「あんなにしんどかったのに、こんなにリフレッシュできるなんて!」と感じる瞬間を、ぜひ味わってみてください。

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