はじめに
健康や美容、さらには睡眠にも密接に関係している「腸内環境」。その改善に役立つ成分として話題の 難消化性デキストリン と イヌリン を取り入れてみました。今回は、それぞれの効能や使い方、さらに腸内環境と睡眠の関係についてもご紹介します!
腸内環境と睡眠の関係
「腸は第二の脳」と呼ばれるほど、体全体の健康に影響を及ぼします。実は、腸内環境が乱れると睡眠の質にも影響を与えることがわかっています。
- 腸内でのセロトニン生産
腸は「幸せホルモン」と呼ばれる セロトニン の約90%を生産しています。このセロトニンが夜になると、睡眠を促すホルモン「メラトニン」に変わります。腸内環境が良好だと、セロトニンの生成がスムーズに行われ、質の良い睡眠をサポートします。 - 善玉菌の影響
善玉菌が多い腸内環境では、炎症やストレスを抑える作用が働きます。これにより、リラックスしやすくなり、ぐっすり眠れるようになります。 - 腸の状態が自律神経に作用
腸内のバランスが整うと、自律神経のバランスも保たれやすくなり、心地よい眠りを得やすくなります。
難消化性デキストリンとイヌリンの共通点と違い
腸内環境改善に効果的な 難消化性デキストリン と イヌリン。どちらも優れた特性を持っていますが、用途に応じて選ぶのがポイントです。ここでは共通点と違いを整理します。
共通点
腸内環境を整える
どちらも水溶性食物繊維で、腸内フローラを改善し、善玉菌を活性化する働きがあります。
便通の改善
腸内の水分保持や腸の動きを促進することで、便秘の解消をサポートします。
血糖値や脂肪吸収を抑制
食事と一緒に摂取することで、糖や脂肪の吸収を抑え、血糖値の安定やダイエットが期待できます。
摂り方が手軽
どちらも粉末状で販売され、水や食事に簡単に混ぜて摂取できます。
相違点
項目 | 難消化性デキストリン | イヌリン |
腸に届く量 | 一部が小腸で吸収されるため、大腸に届く量はやや少なめ。 | 完全に消化されず、大腸にほぼ全量が届く。腸内フローラの活性化に優れる。 |
腸内フローラへの効果 | 善玉菌を増やす効果はあるが、イヌリンほど直接的ではない。 | 善玉菌、特にビフィズス菌を強力に増やす働きがある |
溶けやすさ | 水やお茶に溶けやすく、無味無臭で扱いやすい。 | 溶けにくい場合があり、わずかに甘みが感じられる。 |
便通への効果 | 水分保持効果が高く、便のカサを増やし柔らかくする。 | 善玉菌を活性化することで腸の動きを促進し、スムーズな排便をサポート。 |
味や風味 | 無味無臭。料理や飲み物に混ぜても味が変わらない。 | ほんのり甘みがあり、スムージーやヨーグルトに混ぜると相性が良い。 |
その他の特徴 | 血糖値や脂肪吸収の抑制に特に効果があり、ダイエット向き。 | ミネラル(カルシウムやマグネシウム)の吸収を高める働きがある。 |
実際に試して感じたこと
私自身が難消化性デキストリンとイヌリンを試して感じた効果をご紹介します。
食事の前にとると眠くならない
難消化性デキストリンを水に溶かして食事前に飲むと、食後の血糖値が安定するため、食後の眠気がなくなったと実感しました。特に昼食後の眠気が軽減され、午後の作業が快適です。逆に、昼寝したいときは使いません。
難消化性デキストリンは水に溶けやすく無味無臭
冷たい水やお茶、みそ汁でもなんでもに溶けるので、日常的に取り入れやすいです。無味無臭なのでどんな飲み物にも合わせられるのが便利!一方、イヌリンは若干溶けにくく、味もついてしまいます。使い勝手が良いのは難消化性デキストリンです
まとめ
どちらもトウモロコシやゴボウなど天然由来の水溶性食物繊維です。「消化されにくい」特徴ゆえ、腸内環境改善に優れた効果を持ちます。難消化性デキストリンとイヌリンのどちらを選ぶかは、目的やライフスタイルで決めればよいと思います。
私自身は食事中に難消化性デキストリンを、夜にイヌリンを摂取することで、便通改善だけでなく睡眠の質向上にも効果を感じています。ぜひあなたの生活に合った方法で取り入れてみてください!
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