はじめに
IoTや電子工作を始めて、「センサーデータをグラフで見たい!」と思ったことはありませんか?
そんな時におすすめなのが、「Ambient(アンビエント)」という無料のデータ可視化サービスです。この記事では、Ambientの基本から、活用方法までわかりやすく紹介します。
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Ambientとは
Ambientは、センサーやマイコンから送信されるデータをクラウド上で受信し、リアルタイムにグラフ化してくれる非常に便利なwebサービスです。
特徴
・無料で使える(制限付きプランあり)
・グラフ表示がシンプルで見やすい
・RaspberryPiやESP32、Arduinoなどと簡単に連携可能
・APIが充実していて、PythonやArudinoなどのライブラリも提供されている
できること
機能 | 説明 |
グラフの描画 | センサーデータを折れ線や棒グラフで表示 |
データ保存 | 受信データは最大40日間クラウドに保存 |
複数チャンネル | 複数のセンサーを同時に表示可能(~8ch) |
APIで取得 | データを外部プログラムで取得して分析も可能 |
使い方
STEP
アカウント登録
メールアドレス登録のみ
STEP
チャンネル作成
データの入れ物を作ります
STEP
チャンネルIDとライトキーの取得
ラズベリーパイpicoで使います
STEP
センサーデータを送信
HTTPを手書きでもライブラリを使っても実現できます
STEP
Ambientのダッシュボードで確認
ダッシュボードもある程度、自由に設定できます
温度センサ値をAmbientで可視化する
DHT11で取得したデータをPicoWのwifiを使って、Ambientに送信します
まずは、ライブラリを準備します。以下にアクセスし、ambient.pyというファイルをRaspberry Pi PicoWにコピーしてください。参考URL:https://ambidata.io/blog/2017/06/30/micropython/
https://github.com/AmbientDataInc/ambient-micropython
WiFiと接続が完了し、センサ値を以下のように取り出すところまでできていることを前提とします。
temp = sensor.temperature
humi = sensor.humidity
import network
import ambient
import time
# Ambientに接続
channel_id = 12345
write_key = "abcdefg1234567"
amb = ambient.Ambient(channel_id, write_key)
# センサーデータをAmbientに送信
while True:
temp = sensor.temperature
humi = sensor.humidity
amb.send({'d1': temp, 'd2': humi})
time.sleep(60)
まとめ
データを分析する前段階の「可視化」は非常に重要です。どこからでも見ることができるwebサービスはかなり有益だと思いますので、ぜひご活用ください。
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